株式会社Yuimedi

医療データ特化型クレンジングソフトウェア「Yuicleaner」医療業界のDXを加速させ、医療データが持つ価値が患者さんへ還元される社会の実現を目指す

Yuicleaner sample image

株式会社Yuimediは「データを通じて必要な医療を必要な患者さんへ届ける」をミッションにソリューションの提供およびプロダクトの開発を行う事業を展開しています。医療業界のDXを加速させ、医療データが持つ価値が患者さんへ還元される社会の実現を目指しています。今回はYuimediとTHEHUBの開発事例をご紹介します。

プロジェクト開始当初の状況・課題

  • 開発でやりたいことが山積みの中マンパワーが不足
  • 中長期的には正社員比率を増やしつつも、足元の開発力が欲しい
  • 「医療」という特殊なドメイン知識の吸収も必要

ポイント

  • スクリーニングされたエンジニア達を必要なタイミングで迅速にアサインできる
  • ドメイン知識もしっかり吸収し、「チームの一員」としてコミット量を担保

導入支援後の成果

  • スタートアップフェーズ特有の人材不足の解消
  • 圧倒的なプロダクト開発スピードの加速

開発でやりたいことは沢山あるのに、マンパワーが不足していた

井上様(Yuimedi):当社は現在、私が開発を担当しているプロダクト「Yuicleaner」の提供と、ソリューション提供という2軸で事業を展開しています。ソリューション提供では、コンサルティングやPoCをお客様と実施しており、それが次のプロダクト開発の種になっていくので、事業計画と工数は常に追いかけっこの状態です。そのため開発したいことはどんどん増えていくのに、マンパワーが足りないという課題を感じていました。そんな時に、以前勤めていた会社の同僚であったTHEHUB取締役の井原さんと、お互い経営者になったので経営者トークをしようという流れで久しぶりに会ったんです。THEHUBがまさに当社が抱えているような課題を解決する会社だということで、一緒にやってみようということになりました。

井上様・井原
(左から)
株式会社Yuimedi 取締役CTO 井上真吾様(Leko、れこ)
株式会社THEHUB 取締役 井原大貴

短期的に大きな火力が出せる開発組織を築く

井上様:当社の開発組織について、中長期的な視点では正社員比率を増やしていきつつも、欲張りなんですけど足元ではスピード感も出したい、火力が欲しいという思いがありました。その火力が必要な今のフェーズでTHEHUBに入ってもらえたのはとてもよかったです。急にまとまったリソースが欲しい時に、いい個人事業主と巡り合って一人一人と契約していくというのは時間もかかり難しいです。しかし今はTHEHUBでスクリーニングされたエンジニアたちがアサインされる状態になっています。THEHUBのスクリーニングについては、しばらく実務で試してみて十分機能していると思いました。副業のエンジニアの方と個々で契約を結ぶよりも、より火力の出しやすい契約の形態になってると言えますね。

がっつり中に入る関わり方で、スピードの加速を実感

井上様:基本業務委託の方への依頼は、ドメイン知識はない前提でタスクをお願いするというようなパターンが多いのですが、一定以上の頻度で入っていただける方には社員と同じくドメイン知識を吸収してプロダクトのコア機能の開発に携わっていただけるように時間を割くことにしています。THEHUBは、中にがっつり入って開発に関わってくださっています。日中に一緒に働いてくれて、正社員と同じようにドメイン知識を吸収して取り組んでくれているところが一つ大きなポイントですね。スタートアップフェーズでは、しっかり知識を入れてコミットしていただくというTHEHUBのような関わり方の会社が必ず必要になって来ると思います。毎回全部説明しなければいけないのと、「あれがそれで」などで通じ合える関係まで深められるのとでは、速度が全然違う。THEHUBを導入して、スピード感は速くなったと実感しています。

スクラムがしっかりと回る整った組織を実現

井原(THEHUB):立場上私は様々な会社の開発に携わっていますが、技術面もそうですし、日々のスクラム体制や、事業戦略に対する技術的指向性など全部含めて、こんなに整っているチームはなかなかないと感じています。

井上様:そこは私もかなり意識してやっているところです。経営陣にテック人材が多く、ビジネスと技術の連携が途切れないようにするというところをかなり意識して作っています。それからスクラムマスターという、スクラムというプロセスを組織に浸透させる伝道師のような仕事があるのですが、前職に続き当社にもその開発手法を持ち込んでいます。これには、自律的な組織が作りやすいことやプロダクトを作るプロセスがどんどん改善されていることを実感できたり、事業展開に合わせて柔軟にプロダクトが追従できる組織になるというようなメリットがあります。スクラムをしっかり入れるというのは力を入れて取り組んできたことなので、中に入ったTHEHUBさんに実際うまくワークしていると言ってもらえるのは非常に嬉しいです。

井上様インタビュー

不確定性や不安定性を楽しみながら、新しいプラットフォームを作りたい

井上様:今後当社の目指していきたいところを要約すると、医療データを持っている人とそのデータが欲しい人を繋ぎ、データを利活用しやすい形で流通させるネットワークを作りたいと思っています。今、技術的にも事業的にも、やりたいことがいろいろできる状態になってきており、今後さらにエンジニアの採用も進め開発を加速させていきたいと思っています。ただ、医療業界のセキュリティ面の難しさやソリューション事業の方から入ってくる新情報で色々と開発内容が変わってくるところもあるので、まだこれからどう発展していくか明確には見えていない状態でもあります。そういった不確定性とか不安定性みたいなところを楽しめる方には当社はすごく合うと思います。THEHUBさんは中の人としてガッツリ入って取り組むところをスタンスにしてくれていて、そういった働き方にも合わせてもらいやすい。今後も必要なタイミングに必要な能力を持ったメンバーをアサインいただき、さらに開発スピードの加速に貢献していただきたいと思っています。